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アドラー心理学を学ぶママの子育て雑記ブログ
アドラー心理学

子育てって何を目指せばいいの?それは「子育ての2種類の目標」【アドラー式子育て講座①】

子どもを育てることは楽しい!でも、それだけじゃないですよね。

きっと、「どうすることがこの子にとって一番よいのだろうか」と悩みながら子育てをしているのではないかと思います。

そんな悩みや疑問に『嫌われる勇気』で一躍有名になったアドラー心理学がヒントを与えてくれます。

この記事は、アドラー心理学に基づく子育てについて、がっつりくわしく説明していくシリーズの第1弾です。

今回は、アドラー式子育ての簡単な説明と「子育ての2種類の目標」について説明します。

子育ての2種類の目標がわかると

  • 「どうすることがこの子のためになるのか」と悩んだ時に判断する基準ができる
  • 子育ての2種類の目標に向かって子育てをすると、子どもの自立する力、社会と調和していきる力を育てることができる

アドラー心理学とは

オーストラリアの精神科医であるアルフレッド・アドラーさんの考えをもとに発展した心理学です。

そのままじゃん!

アドラーさんは、フロイト、ユングに並ぶ世界三大心理学者と言われている人なんですよ。

アドラーさんは、争いや暴力のない人々が協力して支えあう、より良い社会を目指していました。そのためには、これから大人になっていく子どもたちへの育児や教育が有効だと考え、研究を進めました。

そのアドラーさんが考えた育児方法がアドラー式子育て(パセージ)です。

アドラー式子育てを学ぼう

さあ!アドラー式子育ての始まりです!

私は、今年から日本アドラー心理学会主催の「Passage(パセージ)」という育児プログラムで学び始めました。

つまり、アドラー心理学ド初心者です!しかし、初心者だからこそ初心者にわかりやすく、初心者がつまづきやすいところを拾って記事にできるのではないかと思っています。

アドラー式子育て パセージとは

  • 全8章からなる教科書を使って学びます(ゆえに、このブログも教科書に沿って書いています)
  • グループワークを通して、参加者のみなさんと一緒に学んでいきます

ざっくり言うとこんな感じです。

初めてパセージを受講した時、教科書の理論を聞けば、「確かにそのとおりだな」「これは他の研修で似たこと聞いたな」と、私にとって正直目新しいことはそんなに多くありませんでした。

しかし、グループワークで実際やってみようとすると・・・

難しい!!!

理論に沿って、実際子どもにどう声掛けをしようか考えるワークをしたのですが、これは修業が必要であることを実感しました。

実際にアドラー式子育てをやってみて

  • ものすごく考えながら、子どもに声をかけるようになった。
  • 頭ごなしに「ダメ」と言わなくなった。
  • 子どもに接するときの自分の気持ちに目が向くようになってきた。

ような変化が私にありました。上手にできているかどうかは別として、自分の中で変化を感じられたことはうれしいものです。

さあ、それでは、いよいよ内容に入っていきましょう!

アドラー式子育て「子育ての2つの目標」

みなさんは、自分の子どもが将来どんな大人になってほしいと思いますか?

自分に自信があって、人生を楽しめる子になってほしい!

子育てにはこの「どんな大人になってほしいか=遠い目標」が大切だそうです。

当然のことですが、スポーツ選手がオリンピックで金メダルを取ることを遠い目標にするとき、日々の練習内容が重要になります。子育ても同じで、遠い目標を達成するためには、日々の親から子への対応が重要です。

いや、それはわかる。でも、どう対応したらすればいいかわからないのよ

「〇〇な大人になってほしい」という遠い目標だと、抽象的でどんな行動をすればいいのかわかりませんよね。

パセージでは、こんな子育ての目標を提案しています。

行動面の目標

1 自立する

2 社会と調和して暮らせる

心理面の目標

1 私は能力がある

2 人々は私の仲間だ

どういうこと?

ですよね!説明していきます。

行動面の目標

パセージでは、

「自立」したうえで「社会と調和して生きる」行動ができる人を目指します。

引用元:清野雅子・岡山恵実『3歳からのアドラー式子育て術「パセージ」』小学館(2018)

当たり前じゃん!

そうなんです!でも日常生活で常に意識しているかというとどうでしょう・・・?

わたしは、正直、常には意識していないです・・・

次の項では、この「自立して社会と調和して生きる」行動=適切な行動と呼びますので、覚えておいてくださいね。

心理面の目標

アドラー心理学では、行動は信念から出てくると考えます。

引用元:清野雅子・岡山恵実『3歳からのアドラー式子育て術「パセージ」』小学館(2018)

どういうこと?

例えば、目の前にお財布が落ちているとします。そして、子どもが拾って交番に届けたとします。これは、適切な行動です。しかし、その行動を支える心(信念)はどうでしょう?

交番に届けたらほめてもらえるかもしれない
交番に届けたらお金がもらえるかもしれない
持ち主が困っているだろうから交番に届けよう

1人目の子どもと2人目の子どもは、ほめてくれる人がいなかったり、お金がもらえないとわかったりすれば、お財布を交番に届けるという適切な行動をしないかもしれません。

一方3人目の子どもはたとえ「人から褒められる」「お金がもらえる」というような報酬がなくてもお財布を交番に届けるという適切な行動をするでしょう。

つまり、適切な行動をするためには、適切な信念が育っていることが必要なのです。

 

その適切な信念というは

1 私には能力がある

2 人々は私の仲間だ

の2点です。

子どもに関わるときに、「子どもは『自分に能力がある』って感じるかな。『家族は自分の仲間』って感じるかな」と考えながら対応してみてください。きっと、子どもへの言葉のかけ方や対応の仕方が変わってくると思います。

「私には能力がある」が何となくわかるようでわからない

そうですよね。とりあえず今は、能力のことを

  • 「自己管理の能力」・・・自分のことが自分でできる、筋道の通った考え方ができる、冷静な話し合いができるなど
  • 「貢献する能力」・・・どうすれば人の役に立つか考えることができる

と考えてください。これから自分の実践記録も投稿していくつもりですので、そちらも併せて読んで感覚を掴んでもらえるといいのではと思います。

まとめ

ここで最初に戻りますが、みなさんは自分の子どもが将来どんな大人になってほしいと思いますか?

自分に自信があって、人生を楽しめる子になってほしい!
大切な家族や友達に囲まれている子になってほしい
人に良い影響を与えられる子になってほしい

などいろいろあると思いますが、親のたいてい(ほぼすべて?)のめざす育児は、結局「自立したうえで社会と調和して生きる行動ができる人」ではないですか?

つまり、

要点

子どもが「自分には能力がある」「家族は自分の仲間だ」と感じられる対応をすることで、めざす育児を達成できる

ということなのです。

参考文献

  • 『Passage』,野田俊作,有限会社アドラーギルド(2005)
  • 『3歳からのアドラー式子育て術「パセージ」』,清野雅子・岡山恵実,小学館(2018)