ぽこぶろぐ
アドラー心理学を学ぶママの子育て雑記ブログ
アドラー心理学

子どもが変わる!?4つの『注目』のしかた【アドラー式子育て講座③】

ぽこです!この記事はアドラー式子育て(パセージ)がっつり学ぶ講座の第3弾です。

今回は子どもが不適切な行動をしてしまう仕組みと、不適切な行動を減らし、適切な行動を増やすことをアドラー式子育ての「4つの注目」の観点で解説します。

子どもが良い行動をしたとき、困った行動をしたとき、あなたはどんな声がけをしていますか?

良い行動のときは、ほめることが多いかもしれませんね。またできて当たり前なことには、何も言わないかもしれません。

困った行動のときはどうでしょうか?叱る、注意する、わけを聞くなど様々な声がけがあると思います。中には、子どもの困った行動が減らなくて困っているという人もいると思います。

子どもの困った行動をどうすれば減らしていけるか…。それは、まず親が変わることです。親子関係だけでなく、「変わるならまず自分から」とも言いますよね。

どう変わればいいのかしら…

今回の記事では、普段、私たち親がしている子どもの行動への4つの注目のしかたを説明します。

どの注目のしかたが、子どもが「私には能力がある」「親は私の仲間だ」と感じられるでしょうか?

親の注目のしかたを変えることで、子どもの困った行動が減ってくるかもしれません。また、現在親子関係が良好な方も、普段の子どもへの接し方を振り返ってみると、より良い接し方に気づけるかもしれません。

子どもが変わる!?4つの「注目」のしかた

正の注目

正の注目とは、子どもの行動に対して、プラスの感情を持って関心を示すことです。

プラスの感情というのは、例えば、喜びや親しさ、いとおしさというような心が温かくなる感情です。

「うまくできてよかったね」「あなたのおかげで助かったよ」と親に言われると、きっと子どもは「私には能力がある」「親は私の仲間だ」と感じますよね。すると子どもは、進んで適切な行動をするようになるでしょう。

例)だいきくんは、お家のお手伝いをしました。

ママ
ママ
お手伝いしてくれてありがとう。だいきのおかげで助かったよ。
だいきくん
だいきくん
(ぼくは、ママの役に立てたんだな)…自分には能力がある
だいきくん
だいきくん
(ママはぼくの所をきちんと見てくれていたんだな)…ママは自分の仲間だ

負の注目

負の注目とは、子どもの行動に対して、マイナスの感情を持って関心を示すことです。

マイナスの感情とは、例えば、怒り、不安、後悔、焦りなどです。

このマイナスな感情は意外と気づきにくいです。

子どもの困った行動に対して声掛けしているとき、自分は冷静なつもりなのですが、よく振り返ってみると、怒りや焦りの気持ちが結構あるんですよね。

この自分のマイナスな感情に気づくこと、重要です!本当の自分の気持ちに気づいて、マイナスな感情を落ち着けて子どもと話さないと、あっという間に負の注目になってしまいます。

なかなか丁寧に振り返っている時間が…

負の感情のチェック方法があります!

実は人間、マイナスの感情の時は、体の感じが変わります。「体の感じが変わる」とは、例えば体の部分に力が入る、頭が重くなる、肩がこるなどで、人によって違います、なので、自分の普段の体の感じを覚えておくと、マイナスの感情になったとき気づきやすくなるでしょう。

ちなみに私の場合、肩回りに力が入るようで、肩がとてもこります。

マイナスな感情があるときの言葉がけは、例えば「何度言えばわかるの?」「ちゃんとしなさい」など、禁止や命令、処罰の言葉です。(つい、言いたくなっちゃいますよね・・・)

例)だいきくんは、忘れ物をしてしまいました。

だいきくん
だいきくん
ママ、忘れ物しちゃった
ママ
ママ
え!昨日、用意してねって言ったでしょ。ちゃんとしてよ
だいきくん
だいきくん
(ぼくには、きちんとできないよ。)…自分には能力がない

無視

「無視」は言葉通りです。子どもへ正の注目も負の注目も与えず、関心を示しません

人間にとっては、最もつらい体験になります。そのため、子どもは負の注目をされてでも、親の注目を引こうとして、不適切な行動を繰り返す場合があります

権力争い

権力争いとは、負の注目を与えることによる悪循環です。

例)だいきくんは、忘れ物をしてしまいました

だいきくん
だいきくん
ママ、忘れ物しちゃった
ママ
ママ
え!昨日、用意してねって言ったでしょ。ちゃんとしてよ
だいきくん
だいきくん
だって、昨日は眠たかったんだもん
ママ
ママ
だから早く寝なさいって言ったでしょ。いつまでもテレビ見てるから

このように、親の負の注目子のマイナスの感情(悲しいなど)再び親の負の注目というように、親の負の注目と子のマイナスの感情が循環している状態です。

きっと、上のやり取りは「普通」と感じる方もいらっしゃると思います。正直私もそうでした(笑)

しかし、パセージ(アドラー心理学をもとにした子育て)では、よかれと思って口を酸っぱく言っていたことが、子どもの不適切な行動を続けさせていると考えるのです。

じゃあ、どうすれば子どもは適切な行動をするようになるの?

それはまず、親が権力争いをやめることです。権力争いの中にいる限り、子どもを援助することはできません。

子どもの不適切な行動を見たら、正の注目も負の注目も与えず、子どもの様子を観察してみてください。そして、前回の記事の「不適切な行動をする4つの場合」のどれに当てはまるか考えてみてください。

まとめ

今回は親の子への注目のしかたについて学びました。

要点まとめ

子どもへの4つの注目のしかた

  • 正の注目
  • 負の注目
  • 無視
  • 権力争い
正の注目を与えることで、子どもは適切な行動を進んでするようになる
不適切な行動には注目せず、冷静に子どもの行動がどうなるか観察する

参考文献

  • 『Passage』,野田俊作,有限会社アドラーギルド(2005)
  • 『3歳からのアドラー式子育て術「パセージ」』,清野雅子・岡山恵実,小学館(2018)