ぽこぶろぐ
アドラー心理学を学ぶママの子育て雑記ブログ
アドラー心理学

アドラー心理学流子育て【第2章】賞罰のない育児②「罰の好ましくない副作用」

ぽこです。今回もアドラー心理学流子育て(パセージ)について学んでいきましょう!

今回のテーマは、罰の好ましくない副作用についてです。

子どもが言うことを聞いてくれないときって困ってしまいますよね。

忙しいときにぐずられると本当に困るのよね

子どもに良くないところを直してほしくてしつけとして注意することもありますよね。

こんなとき、みなさんはどうしていますか?

話し合う、お願いする…などいろいろ方法はあると思いますが、時には怒ったり、「おやつは抜き!」と言ったりなど罰することはありませんか?

うちの子、言っても言ってもなかなか良くならないのよ。困っちゃう

良かれと思っていろいろ言いたくなってしまいますよね。

しかし、実は罰には好ましくない副作用があります。今回の記事を読むと、子どもに罰を与えた時の好ましくない副作用を知ることができます。

罰の好ましくない副作用

罰は負の注目になる

子どもを罰すると、一時的に不適切な行動がなくなることがあります。

罰には即効性があります。(特に体罰は特に即効性があるので、依存してしまいやすいそうです。)

しかし、子どもはしばらくするとまた不適切な行動を繰り返すかもしれません。

どうしてかしら?

それは、罰が負の注目になってしまっているからです。

負の注目ってなんだったかしら?

負の注目とは、「マイナスの感情をもって関心を示すこと」です。

罰が負の注目になっていると、子どもはどうして不適切な行動を繰り返すの?

子どもにとって一番辛いことは「無関心でいられること」です。なので、たとえ罰せられてでも、親の注目を引きたいと考えているのです。

罰する人がいなければ、不適切な行動をする

罰する人がいるときには不適切な行動をしない子も、罰する人がいなくなれば不適切な行動をするかもしれません。

何となく気持ちわかりますよね。見られていなきゃいいやって。

このような子どもは「叱られるか叱られないか」が判断基準になっています。

残念ながら善悪で判断しているのではないのです。つまり、自分の中に善悪の基準をもっていないのです。

親子関係が悪くなる

親が子どもを罰するのは、「子どものためを思って」「子どもを愛しているから」などと、良かれと思ってと考えているからこそでしょう。

しかし、子どもの側からすると「親は私のことが嫌いなんだ」「親は罰で私を支配しようと思っている」と感じてしまうかもしれません。

確かに自分が親から罰せられた時は、反省するというより、反抗しちゃったわ

そうなると、子どもは親を憎むようになり、親子関係は悪化してしまうのです。

ちなみに私は、反抗や憎むまではしないでも、とても嫌な気持ちになったことを覚えています。反省ということは、あまりしなかったですね(笑)今思えば、自分が納得できるように話してくれれば、感じ方も変わったかなと思います。

罰は子どもを消極的にする

罰によって子どもは不適切な行動をしなくなることもあります。

しかし、罰によって不適切な行動をやめることは、適切な行動を学ぶことができないということです。

つまり、不適切な行動をしない代わりに、適切な行動もしない、消極的で意欲を失った「やる気のない子」になってしまう危険があります。

適切な信念が育たない

適切な信念って何だったかしら?

適切な信念とは、

  • 「私には能力がある」
  • 「人々は私の仲間だ」

の二つのことでした。

子育ての目標を達成するには、この二つの信念を育てることが必須です。

しかし、罰せられた子どもは、「自分には能力がないんだ」「親は私の仲間じゃない」と感じることが多いでしょう。

このような体験が繰り返されると、やがて「自分には能力がない」「人々は私の仲間ではない」という固い信念になっていくでしょう。

そうなると、子育ての行動面の目標である、子どもが「自立する」「社会と調和した生活をする」が達成できなくなります。それでは、罰した意味もなくなり、元も子もありません。

まとめ

いかがでしたか?罰にはたくさんの好ましくない副作用があるのですね。

親としては、自立した立派な大人になってほしいと思って、罰してでも子どもの行動をしつけようとしているのに、罰していると「自立しない」「社会とも調和できない」子どもになってしまう可能性が上がってしまうのは、とても残念ですよね。

結局どうすればいいの?

それは、今後の記事に書いていこうと思います。それに、過去の記事にもたくさんのヒントがありますので、読んでみてください。ちなみになぜこの記事に書かないかというと、パセージでは、1章から順番に学んでいくことで、アドラー心理学流子育てをより身に着けやすくなっているからです。なので、ぜひここで読むのをやめず、今後も読み進めてみてください。

 

まとめ

罰の好ましくない副作用

  1. 罰は負の注目になる(不適切な行動が繰り返されてしまう)
  2. 罰する人がいなければ、不適切な行動をする
  3. 親子関係が悪くなる
  4. 罰は子どもを消極的にする
  5. 適切な信念が育たない

参考文献

  • 『Passage』,野田俊作,有限会社アドラーギルド(2005)
  • 『3歳からのアドラー式子育て術「パセージ」』,清野雅子・岡山恵実,小学館(2018)