ぽこぶろぐ
アドラー心理学を学ぶママの子育て雑記ブログ
アドラー心理学

アドラー心理学流子育て【第2章】賞罰のない育児③「ほめるって実は良くないの!?賞の望ましくない5つの効果」

ぽこです。今回もアドラー心理学流子育て(パセージ)ついて一緒に学んでいきましょう!

今回のテーマは「ほめるって実は良くないの!?賞の望ましくない5つの効果」についてです。

「賞」というのは、ほめたり、ごほうびをあげたりすることです。

え!?子どもをほめるとよくないことがあるの?

「子どもはほめて育てよう」とよく言われるのに驚きですよね。しかし、残念ながら過去記事でも少し解説した通り、賞には望ましくない効果があるのです

じゃあ、子どもが良いことをしたときはどうすればいいのかしら?

それは「勇気づけ」です!

今回の記事を読んでもらえると

具体的な賞の望ましくない効果を知ることができます
子どもが良いことをしたときに、どう対応すればいいのかのヒントがわかります

賞の望ましくない5つの効果

1.賞を目的に行動するようになる

こんな例を用意してみました。読んでみてください。

だいきくん
だいきくん
学校行きたくなーい
ママ
ママ
どうしてそんなこと言うの?お勉強大切でしょう?
だいきくん
だいきくん
えーやだー。お家にいたい。
ママ
ママ
お家にいたい日もあるよね。そうだ!今日、学校に行ったら、だいきの好きなカード買ってあげるよ
だいきくん
だいきくん
本当!?やった!じゃあ行く!

お母さんが賞(カード)を使ったことで、だいきくんは学校に行きました。しかし、だいきくんはここから何を学んだでしょうか?

だいきくんはこの時、きっとカードをもらうことを目的に行動したでしょう。

これでは、学校に行くことの必要性や大切さを理解することは残念ながらできませんよね。

今は、「ごほうびをあげる」例をあげましたが、「ほめる」も同様です。ほめられることを目的に行動している限り、物事の本当の大切さを理解することはできません。

2.賞をもらえないとわかると、適切な行動をしない

例を読んでみてください。

だいきくん
だいきくん
学校行きたくなーい
ママ
ママ
今日も行きたくないの?学校大事だよ。行こうよ。
だいきくん
だいきくん
じゃあ、カードくれれば行く!
ママ
ママ
えー、もう買わないよ。こないだ行けたから、今日も行けるよ
だいきくん
だいきくん
じゃあ行かなーい

このように、子どもは賞を駆け引きの材料に使うようになるかもしれません。

これは、子どもが賞を目的に行動するようになっているからですよね。

こんな時は、お母さんが賞をくれないわかっているとき、他にも賞をくれるお母さんがいないときは、適切な行動をやめてしまいます。子どもからすると賞がもらえないなら適切な行動をする意味がないですもんね…

3.賞が次第にエスカレートする

小さな子どもは、おかし一つで喜ぶかもしれません。

しかし、大きくなるともっと高価な賞にしないと行動しないかもしれません。

高校生の子どもに勉強させるために車をごぼうびで買い与えたということも実際にあったそうです。ちなみにこの子どもは、車の運転免許すら持っていなかったそうです。このお宅では、幼いころから勉強させるために、ごほうびを与え続けていたそうです。

4.結果ばかりを重視するようになる

結果がよければ賞がもらえるので、子どもは「結果さえよければいい」と思うようになり、安易な手段や反社会的な手段を使うようになるかもしれません。結果さえ手に入ればいいのですから…

5.はじめからあきらめてしまうかもしれない

結果が悪そうだと思えば、「どうせごほうびもらえないだろうし」と、はじめからあきらめてしまうかもしれません。

ほめたり、ごほうびをあげたりするのではなく、「勇気づけ」をしよう

じゃあ、子どもが良いことをしたときはどうすればいいのかしら?

それは勇気づけです!

勇気づけとは子どもが

  • 私には能力がある
  • 人々は私の仲間だ

と感じられるように援助することでした。

賞を与えたとき、子どもは「私には能力がある」「親は私の仲間だ」と思っているでしょうか?

人によって感じ方はもちろん異なりますが、子どもは賞をくれる親を「仲間」とは思っても、賞がないと動けない自分について「能力がある」とは思えないかもしれませんよね。

つまり、どのように話せば子どもが「私には能力がある」「親は私の仲間だ」と感じてくれるか考えながら対応することが大切だということなのです。

この2章で学んだことにより対応した具体的な勇気づけの方法は、次回以降の記事を読んでみてください。パセージは、1章から順番に学んでいくことで、アドラー心理学流子育てをより身に着けやすくなっています。なので、今後も読み進めていってもらえるとうれしいです。

過去記事にもたくさんヒントが詰まっていますので、今すぐどうすればいいのか知りたいかたは、読んでみてください。

まとめ

今回は「賞」を与えることによる望ましくない効果について解説しました。

要点まとめ

賞の望ましくない5つの効果

  1. 賞を目的に行動するようになる
  2. 賞がもらえないとわかると、適切な行動をしない
  3. 賞が次第にエスカレートする
  4. 結果ばかり重視するようになる
  5. はじめからあきらめてしまうかもしれない

子どもには賞を与えるのではなく、勇気づけをしよう!

参考文献

  • 『Passage』,野田俊作,有限会社アドラーギルド(2005)
  • 『3歳からのアドラー式子育て術「パセージ」』,清野雅子・岡山恵実,小学館(2018)