ぽこぶろぐ
アドラー心理学を学ぶママの子育て雑記ブログ
アドラー心理学

アドラー心理学流子育て【第3章】課題の分離①「勇気づけの第一歩 子どもの話の聴き方3つ(後編)」

ぽこです。今回もアドラー式子育て(パセージ)について、一緒に学んでいきましょう!

今回の記事から【第3章 課題の分離】に入ります。

課題の分離ってなに?

アドラー心理学では、有名な理論です。パセージでいう「課題の分離」とは、ざっくり言うと、子どもの問題と親の問題をしっかりと分けるということです。もう少し後の記事で詳しく書きます。非常に大切な考え方です。

さて、本題です。今回は2章の「話の聴き方(前編)」で学んだ子どもの話の聴き方の続きです。子どもの話をよく聴くことで、子どもを勇気づけるヒントを見つけることができます。

前回に引き続き、今回は3つの話の聴き方について解説します。これができるようになると、子どもの話をさらに詳しく聞けるようになります。

まだ前編を読んでいらっしゃらない方は、先にこちらをお読みください。

勇気づけの第一歩 子どもの話の聴き方3つ(後編)

前編では、①~④の4つの話の聴き方を解説しました。後編では⑤~⑦の3つの話の聴き方の解説をします。

  1. 話を最後まで聞く
  2. 子どもの方を向いて聴く
  3. あいづちを打つ
  4. 子どもが黙っても、せかさない
  5. 開いた質問を使う
  6. 子どもの考えを推量する
  7. あなたの考えを伝える

この話の聴き方は、順番が大切です。

まずは何より「話を最後まで聞く」ができていないと始まりません。①ができたら②、②ができたら③…というように、①から積み重ねていってください。

そして、話を聴く目的をいつも頭の片隅に置いておいてください。

話を聴く目的は、子どもの考え・感情・意思を理解することです!

5.開いた質問を使う

質問には二つの種類があります。

  1. 閉じた質問(closed question)
  2. 開いた質問(open question)

閉じた質問

質問に「はい」「いいえ」で答えられる質問です。

ホットケーキ好き?
はい!

というような感じです。

開いた質問

5W1Hを使った質問です。5W1Hとは、

  • When いつ?
  • Where どこで?
  • Who だれが?
  • What なにを?
  • Why なぜ?
  • How どんなふうに?

の6つです。これらの言葉を使った質問が開いた質問です。

5W1Hの他にも

  • それで?
  • それから?
  • もう少し話してくれる?

も開いた質問の一種です。

開いた質問に、

  • どういうことがあったの?
  • どう考えたの?
  • どう感じた?
  • どうしようと思う?

というような質問をさらに続けると子どもの援助に効果的な場合があります。

ママ
ママ
今日は何をして遊んだの?
だいきくん
だいきくん
おにごっこして遊んだよ
ママ
ママ
そうなの。楽しそうね。誰とやったの?
だいきくん
だいきくん
たろうくんと、はなこちゃんとやったよ。ぼくばっかり鬼になっちゃったんだ
ママ
ママ
そうだったの。どう感じたの?
いっぱい走って疲れちゃったよ。でも楽しかったよ!
ママ
ママ
みんなで楽しく遊べたのね。よかったね

「なぜ?」の使い方は気を付けて!

開いた質問のうち、Why(なぜ?)の使い方は特に注意してください。

みなさん、こんな風に叱られたことありませんか?

なぜ、そんなことをするの?
なぜ、やらないの?

この言われ方をすると、どう感じますか?

責められているような感じがするわ

きっと、そう思う方が多いのではないかと思います。

もちろん子どもが勇気づけられる使い方ならよいのですが、この「なぜ」は責める言葉になりやすいですので、気を付けて使ってください。

6.子どもの考えを推量する

開いた質問で子どもから十分話を聞いたら、閉じた質問も使ってみてください。

閉じた質問は、こちらの考えを子どもに伝えるために使います

どうやって質問すればいいの?

例えば以下のような感じです。

あなたは~と考えているのかな?
あなたは~と感じているのかな?

推量には以下のような効果があります。

  • 当たっていたら…子どもは勇気づけられる
  • 間違っていたら…子どもは「違うよ」と教えてくれる。そして、子どもの本当の気持ちを聞くきっかけになり、親子の理解が深まるきっかけになる
  • 問われたことで、子どもが自分が気づいていなかった考えや気持ちに気づく

7.自分の考えを伝えるのは、子どもの話を聴いてから

1~6までのテクニックを使って子どもの話を十分聴いてからであれば、自分の考えを伝えることができます。

そして、できれば

私の考えを言ってもいいかな?

と尋ねてください。

子どもが「聞きたい」と言ってくれたら自分の考えを話す、というのがベストです。

しかし、子どもが「聞きたくない」と言ったら、その時は引き下がる勇気を持つことが大切です。

自分の考えを子どもに伝えるときのポイント

自分の考えを子どもに伝えるときは、

それは、~だ

と事実として伝えるより、

私は、~だと思うよ

と、自分の意見であることがわかるように言うとよいでしょう。

まとめ

今回は子どもの話の聴き方の後半の解説でした。

要点まとめ

子どもの話の聴き方(後編)

  • 5.開いた質問を使う
  • 6.子どもの考えを推量する
  • 7.自分の考えを伝えるのは、子どもの話を聴いてから

子どもの話を聴く目的(考え・感情・意思を聴く)をいつも忘れずに

参考文献

  • 『Passage』,野田俊作,有限会社アドラーギルド(2005)
  • 『3歳からのアドラー式子育て術「パセージ」』,清野雅子・岡山恵実,小学館(2018)