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アドラー心理学を学ぶママの子育て雑記ブログ
アドラー心理学

アドラー心理学流子育て【第3章】課題の分離②「失敗はよい経験!子どもの失敗は勇気づけのチャンス」

ぽこです。アドラー心理学流子育て(パセージ)を学んでいきましょう!

本記事では、子どもの失敗の捉え方と、子どもが失敗したときの対応について、アドラー心理学に基づき解説します。

子どもってたくさんの失敗をしますよね。子どもの失敗を見たとき、あなたはどう思いますか?

忙しいときはイライラしちゃう
何度も同じ失敗をされると、少しうんざりしてしまう
手伝ってあげなきゃと思う

これらは、もしかすると子どもの勇気をくじく対応かもしれません。

しかし、実は子どもの失敗は、勇気づけのチャンスなのです!失敗したときこそ勇気づけをしてみてください。

そうは言っても、失敗の中からどうやって勇気づけすればいいのかしら?

そうですよね。少しイメージが付きにくいかもしれません。そこで本記事では、

  • そもそも失敗とは何か
  • 子どもと失敗と成長のつながり
  • 子どもが失敗したときの対応

について詳しく解説していきます!読み終わるころには、子どもの失敗の見方が変わっていると思います。ぜひ、勇気づけをしてみてくださいね。

失敗とは何か?

失敗とは、

よい意図をもって、あるいはすくなくとも悪い意図をもたないで行動したのに、たまたま結果がうまくいかなかったこと

引用元:野田俊作『Passage』有限会社アドラーギルド(2005)

ここでもう一つ。アドラー式子育てでよく出てくる不適切な行動とは、

親を困らせることを目的にしています。

このように、失敗と不適切な行動では、行動の目的が異なります

そして、失敗と不適切な行動の共通点は、親が困るかもしれないというところです。

例えば、私の息子は現在手づかみ食べの練習中です。上手におにぎりを食べきることができなくて、その辺に落としたり、ご飯粒を飛ばしたりして、食後、まわりはぐちゃぐちゃです。

  • 「汚さないようにきれいに食べる」ということはできませんでした。
  • ぐちゃぐちゃの後始末は、もちろん私がやるので、私は迷惑をかけられたことになります。

では、私の息子は、私を困らせようとして、ぐちゃぐちゃにしたのでしょうか?

きっと「困らせてやろう」とは思っていないですよね。なのでこの場合は『失敗』となります。

子どもが失敗をしたときに感情的になってしまうと、子どもを勇気づけるチャンスを失ってしまいます。それどころか、勇気くじきになってしまいます。

子どもと失敗と成長のつながり

子どもが失敗したとき、親が以下のような対応をしたら、子どもは「私には能力がある」「親は私の仲間だ」と思うでしょうか?例を見てみてください。

例)だいきくんは、忘れ物をしてしまいました。

だいきくん
だいきくん
ママ、水筒お家に置いてきちゃったよ
ママ
ママ
え!何やってるの!なんで忘れたのよ
だいきくん
だいきくん
靴を履いた時に横に置いたの。それでそのまま来ちゃったの。
ママ
ママ
そんなにぼーっとして、仕方ないわね。

どうでしょうか?

おそらくだいきくんは、忘れ物をしてしまった自分に対して「能力がない」と感じたことでしょう。これでは、今後自分の課題に対して臆病になってしまうかもしれません。また、ママに責められてしまったことで、「親は私の仲間だ」とは思えなかったかもしれません。

だいきくんは、忘れ物をしたという失敗で、すでに勇気をくじかれています。そこで親からさらに勇気をくじかれてしまいました。だいきくんの気持ちはどんな気持ちだったでしょう?こうやってじっくり考えてみると、ちょっと悲しくなってしまいますね。

子どもは失敗から学びます!

失敗は成長のチャンスです!

子どもが失敗したときこそ勇気づけをしてください。

勇気づけをするためには、まず子どもの話をじっくり聴いてみてください。そして、失敗したがゆえの気持ち(がっかり、動揺、自分に腹を立てるなど)を理解してあげてください。親子は仲間なのですから。

また後程じっくり話を聴いている例を出しますので、参考にしてくださいね。

子どもが失敗したときの対応

子どもが失敗したときは、

  1. 子どものよい意図や、努力、チャレンジする姿勢などに焦点を当ててみる
  2. 失敗によって起こった損害を、どのように回復するか、同じ失敗を繰り返さないためにはどうすればいいか、冷静に話し合う
  3. 迷惑をかけた人がいれば、あやまるように提案してみる

ただし、注意があります

②と③は、親子関係がよいときのみにしてください。子どもが親を仲間だと思っていないのに、親が「どうやって後始末するの?」「あやまりなさい」というと、子どもは怒るかもしれません。

それでは、子どもの話をじっくり聴き、気持ちを共有しながら勇気づけをする例をご覧ください。

だいきくん
だいきくん
ママ、水筒お家に置いてきちゃったよ
ママ
ママ
あら、そうなの?どうしたの?

だいきくん
だいきくん
靴を履いた時に、横に置いてそのまま置いてきちゃった
ママ
ママ
そうなの。でも玄関までは自分で持ってきたんだね。ちょっとだけ惜しかったね。
だいきくん
だいきくん
うん。でもお茶飲みたかったのにな。残念。
ママ
ママ
残念な気持ちになるよね。次からどうしよう?
だいきくん
だいきくん
水筒持ったら、すぐに肩にかける
ママ
ママ
それはいいアイディアだね

どうだったでしょうか?

だいきくんは、最後は次からどうすればいいか考えることができましたね。解決策を見つけられたことで、きっと「ぼくには能力がある」と感じられたのではないかと思います。

またママは、だいきくんが一度は忘れずに水筒を玄関まで持ってこられたことに注目し、だいきくんが残念がっている気持ちにも理解を示しました。最後はだいきくんが解決策を考えられるように問いかけをしました。きっとだいきくんは「ママはぼくの仲間だ」と思ったのではないでしょうか。

まとめ

今回は、子どもの失敗の捉え方と、子どもが失敗したときの対応について、アドラー心理学に基づき解説しました。

まとめ
  • 失敗は、よい意図あるいは悪い意図をもたずに行動したのに、たまたま結果がうまくいかなかったこと
  • 失敗は、成長のチャンス。子どもは失敗から学ぶ
  • 子どもが失敗したときこそ勇気づけをする(話を聴く、よいところを見つける、失敗を繰り返さないように話し合うなど)

参考文献

  • 『Passage』,野田俊作,有限会社アドラーギルド(2005)
  • 『3歳からのアドラー式子育て術「パセージ」』,清野雅子・岡山恵実,小学館(2018)