ぽこぶろぐ
アドラー心理学を学ぶママの子育て雑記ブログ
アドラー心理学

子どもが困っているときはどうすればいいの?子どもの課題解決を手伝うことができる3パターン中編 【アドラー式子育て講座 第4章 共同の課題②】

ぽこです。今日もアドラー心理学式子育て(パセージ)について学んでいきましょう!

この記事では、子どもが自分の課題を解決できなくて困っているときに、親が手伝うことができる3パターンについて解説します。

子どもが困っているときや問題にぶち当たっているとき、子どもに任せようか、手を出そうか悩むことありますよね。

助けすぎると子どものためにならないし、完全に任せると子どもがくじけるかもしれないし…

子どもの課題を手伝う判断って難しいですよね。

しかし、子どもの課題には、親が共同の課題にして手伝うことができる3つのパターンがあるのです。

前回の記事では、3つのパターンのうちの1つ目「子どもからはっきり言葉で頼まれたら手伝うことができる」の解説でした。

今回は3つのパターンのうちの2つ目について解説します。

結論を先に言うと、「誰かが迷惑をこうむったとき、子どもに親子の共同の課題にしてもらうようお願いをすることができる」です。

この3つのパターンがわかると、

  • 子どもが課題にぶち当たっているときに、助けていいのか、助けない方がいいのか判断できるようになります
  • 子どもの課題を子どもに任せ、必要な時に手伝ってあげることで、子どもは自立の力や社会と調和して生きる力が身につきます

子どもの行為の結果、誰かが迷惑をこうむったら共同の課題にしよう

子どもの行為の結果、親が迷惑をこうむったとき

例えば、子どもたちがきょうだいげんかをして、物を壊してしまったとします。

このとき親はどう思うでしょうか?

私なら「困ったな」とか「迷惑」って思うわ

「迷惑」に思うこと、きっとありますよね。

この「迷惑だ」と感じているのは親なので、親の課題となります。

一方、きょうだいげんかは子どもの課題です。

しかし、この子どものきょうだいげんかという「行為」の結果、親は「物を壊される」という迷惑をこうむっています。

こんな時は、「外でやってくれる?」「物は投げないでくれる?」などと、親からお願いすることができます。

子どもの行為の結果、親以外の人が迷惑をこうむったとき

子どもの行為の結果、親は迷惑ではないけれど、親以外の人が迷惑をこうむっている…という時も子どもに共同の課題にしてもらえるようお願いすることができます。

ただし、注意点があります。

きょうだい関係においては、誰かが有利になったり、不利になったりするような介入はしない方がよいです。

例えば、きょうだいげんかで、兄が弟をいじめたとします。

この時、親が「弟が迷惑だろう」と考えて、弟が頼んでもいないのに、兄に

いじめるのをやめてあげてくれない?

とお願いするとどうでしょうか?

兄は

親は自分の仲間じゃない!

と勇気がくじかれて、余計に怒るかもしれません。

また弟は、

僕には能力がないんだ

と勇気をくじかれて、親に依存的になるかもしれません。

なので、きょうだい関係においては、基本的には解決は子どもたちに任せ、言葉ではっきりと助けを求められたら介入するとよいでしょう。

共同の課題にできることとできないこと

残念ながら、「迷惑」と思ったことは、なんでも親子の共同の課題にできるわけではありません。

共同の課題にできることと、できないことがあります。

実体的な迷惑と心理的な迷惑

迷惑には2種類あります。

実体的な迷惑

客観的に誰が見ても迷惑だと思われるようなことについて指します。

実体的な迷惑は大きく3つあります。

  • 身体的な迷惑…音楽の音がうるさくて眠れないなど
  • 金銭的な迷惑…スマホの使い過ぎで、使用料金がかさむなど
  • 物質的な迷惑…物を壊されるなど

この3つは子どもから見ても理解しやすく、共同の課題にしやすいです。

心理的な迷惑

多くの場合は、「親の好き嫌い」にすぎません。

なので子どもは、

親の好き嫌いを押し付けないで!
どうしてそんなことが迷惑なの?

と感じやすく、共同の課題にしにくいのです。

共同の課題にできることとできないことの例

以上を踏まえて、一つ例で考えて見たいと思います。

子どもがスマホで長電話していて、親が「迷惑」と感じていることとします。

ここで前提条件ですが、スマホの使用料を払っているのは親で、電話料金はかければかけるほど高くなります。

この時、

電話やめてよ

と親が言っても共通の課題になりにくいです。

電話をかけること自体は子どもの課題ですし、これだけだと親の好き嫌い(心理的な迷惑)でお願いしているように感じますよね。

ここで、

電話料金がだいぶかかっているから、〇円以上は自分で払ってくれない?

とすれば、共同の課題にしやすくなります。

電話料金を払うのは親なので親の課題ですし、金銭的な迷惑をこうむっていることが子どもに伝わりやすいですよね。

このように、子どもにお願いするときは、「何が迷惑なのか」をしっかりと考えておいてください。

まとめ

今回は、子どもが課題にぶち当たっているときに、親が課題解決を手伝うことができる3つのパターンの2つ目を解説しました。

まとめ
  • 子どもの行為の結果、誰かが迷惑をこうむっているときに、共通の課題にするようお願いすることができる。
  • きょうだい関係においては、どちらかが有利になったり、不利になったりするような介入はしない。
  • 実体的な迷惑は共同の課題にしやすいが、心理的な迷惑は共同の課題になりにくいため、お願いするときは「何が迷惑なのか」はっきりとさせておく。

参考文献

  • 『Passage』,野田俊作,有限会社アドラーギルド(2005)
  • 『3歳からのアドラー式子育て術「パセージ」』,清野雅子・岡山恵実,小学館(2018)