ぽこぶろぐ
アドラー心理学を学ぶママの子育て雑記ブログ
アドラー心理学

「子どものため」は「自分のため」!?親の課題解決を子どもに頼んでいい時、ダメな時【アドラー式子育て講座 第4章 共同の課題③】

ぽこです!この記事はアドラー式子育て(パセージ)がっつり学んでいくシリーズの第18弾です。

一緒に学んでいきましょう!

今回は、親が自分で解決すべき課題と、子どもに助けてもらっていい課題を見分ける方法について解説します。

子育てや家族で生活していると困ったり悩んだりすることっていろいろありますよね。

仕事で疲れちゃって、家のことがなかなか回っていかないことがあるわ
子どもが引っ込み思案で。もっと積極的に人と関わってほしいな
子どものケンカが激しくて大騒ぎするの

こんな風にパートナーだけでなく、子どもに「何とかしてほしい!」って思うことってありますよね。

もちろん、家族の一員として子どもに助けてもらうことは大切なことです。

しかし、今出てきた3つの悩みの中には、子どもの助けを借りず、親自身が自分で解決しなければならないものがあります。

どれだかわかりますか?

答えは、二つ目の「子どもが引っ込み思案で、もっと積極的にかかわってほしい」です。

実は、これがわからないと、知らず知らずのうちに、子どもの勇気をくじいて、子どもの成長を妨げてしまうかもしれません。

そんなの嫌!どうやって判断すればいいの?!

それは、課題の分離共同の課題を理解すると判断できますよ!

この課題の分離と共同の課題を理解できると、

  • 親が自分で解決すべきことがわかるようになります
  • 子どもの勇気をくじいて、子どもの成長を妨げる危険が少なくなります
  • 子どもを勇気づけるチャンスに気づけるようになります

課題の分離や共同の課題って何??という方もいるかもしれませんが、この記事から初めてこのブログを読む人にもわかりやすいように書いてありますので、安心して読んでくださいね。

課題の分離とは

課題の分離とは、ある課題が誰の課題であるか、分けて考えることです。

課題の分離の方法は、「その問題の結末が誰に降りかかるか」で判断します。

例えば、子どもの宿題は子どもの課題です。

もしも宿題をやらず忘れていくと、「先生に注意される」「学習が身につかない」などの結果は子どもに降りかかります。

一方、親には何も降りかかりませんよね。

なので、子どもの課題となります。

共同の課題とは

共同の課題とは、親子が助けたり、助けられたりして、一緒に解決する課題のことです。

基本的にどちらかの課題を話し合ったうえで、もう一方が助ける形になります。

例えば、子どもが宿題がわからなくて困っているとします。

さっきあった通り、宿題は子どもの課題です。

しかし、子どもが親に「わからないから教えて」と頼んで、親が承諾すれば、「宿題がわからない」というのは親子の課題となります。

感覚はつかめてきましたか?

前回、前々回の記事でも解説したとおり、子どもの課題には共同の課題にできるものとできないものがあります。

そして、それは親も同じです。親の課題も共同にできるもの、できないものがあります。

共同の課題にできる親の課題

子どもの行動と関係しない親の課題

最初の例で言うと「仕事で疲れちゃって、家の仕事がなかなか回っていかない」になります。

仕事で疲れているのは、親の課題ですよね。

家のことが回らないのも親の課題です。(今は家のことは親の仕事という前提で進めています)

子どもの行動とは関係していませんよね。

こんなときは、子どもに「疲れているから、家の仕事を手伝ってくれない?」と頼むことができます。

子どもが承諾してくれれば、親子の共同の課題にすることができます。

また、子どもが助けてくれたことに「ありがとう」と返せば、子どもを勇気づけることができます。

子どもからの迷惑

最初の例で言うと、「子どものケンカが激しくて大騒ぎするの」に当たります。

大騒ぎして「うるさい」と迷惑に思っているのは、親の気持ちなので親の課題です。

「うるさい」と思えば、別室に行くこともできるので、親一人で解決することもできます。

しかし、子どもの行動で親は身体的な迷惑をこうむっているので、こんな時は「外でやってくれない?」などと子どもに頼むことができます

共同の課題にできない親の課題

ずばり、親からの期待

共同の課題にできない親の課題は「親からの期待」です。

最初の例で言うと、「子どもが引っ込み思案で、もっと積極的に人と関わってほしいわ」に当たります。

「積極的にかかわってほしい」と期待をしているのは親の気持ち、すなわち親の課題です。

もちろん、自分の心の中で期待することは悪いことではありません。

ただ親の課題である以上、原則親が自分で解決しなければなりません

「子どものため」と思って、子どもに親の期待に沿う行動をさせると、親の課題であるのにも関わらず、子どもに解決させたことになってしまいます

つまり、子どもが親の課題を肩代わりしたことになります。

でも、それは「子どものため」を思ってやっているからいいんじゃないの?

その「子どものため」は実は隠れ蓑で、気づいていないだけで本当は「自分のため」

つまり「自分が安心するため」なのです。

アドラーは、親が「子どものため」という言い訳に、親自身が騙されていることから「自己欺瞞」を呼びました。

確かに言われてみれば、こちらは良かれと思って口を出すけど、子どもにとっては余計なおせっかいかもしれないわ

そうですね。実際親の期待を子どもに肩代わりさせると、親も子も自立できなくなったり、関係性が歪んだりと結構大変です…

何を隠そう、私自身がとても苦労しましたので(;´・ω・)

本当の意味で「子どものため」になる子育てをしていかないといけないのです。

本当の意味での「子どものため」の子育てって?

それが今学んでいるアドラー式子育てです。そして「勇気づけ」です。

すでに記事にしてあるので、ぜひ読んでみてくださいね。

まとめ

今回は、親が自分で解決すべき課題と、子どもに助けてもらっていい課題を見分ける方法について解説しました。

まとめ

【共同の課題にできる親の課題】

  • 子どもの行動と関係しない親の課題
  • 子どもからの迷惑

【共同の課題にできない親の課題】

  • 親からの期待
  • 「子どものため」は、実は「親が安心するため」
  • 期待の気持ちは親自身で解決しよう

参考文献

  • 『Passage』,野田俊作,有限会社アドラーギルド(2005)
  • 『3歳からのアドラー式子育て術「パセージ」』,清野雅子・岡山恵実,小学館(2018)