ぽこぶろぐ
アドラー心理学を学ぶママの子育て雑記ブログ
アドラー心理学

課題解決を手伝ってもらうために絶対必要な4つの手順【アドラー式子育て講座 第4章 共同の課題③】

ぽこです!この記事は、アドラー式子育て(パセージ)がっつり学んでいくシリーズの第19弾です。

今回は、一人で解決できない課題を人に手伝ってもらう時に絶対必要な4つの手順について解説します。

人間生きていれば、一人ではどうしようもできない課題にぶつかることってありますよね。

最近仕事で疲れちゃって、家のことがどうしても一人じゃ回していけないのよ

そんなときは家族に手伝ってもらいたいですよね。

それが、私が疲れている様子を見ていても、夫も子どもも手伝ってくれないの

(家事が誰の仕事かは、今回はとりあえず置いておいて)自分の課題を人に手伝ってもらいたいときには、必要な4つの手順があるんですよ

アドラーは、個人の課題を人に助けてもらうことを共同の課題にする」と言いました。

共同の課題にするための4つの手順を知ることで、

  • 人に自分の課題解決を手伝ってもらえるかもしれません
  • 相手に「無理やり」や「押し付けて」手伝ってもらうことがなくなります
  • 逆に頼まれたときに、余計なおせっかいをすることがなくなります
  • 手伝いを頼んだ側、頼まれた側がお互い納得して課題解決にあたることができます

課題解決を手伝ってもらうための手順

手順1.はっきり言葉で頼む

自分の課題を人に手伝ってもらいたいときは、はっきりと言葉に出して頼みましょう!

手伝ってほしそうなそぶりをして黙っているだけでは、共同の課題にはできないのです。

個人的な経験からですが、特に家族の中では察してほしいはやめた方がいいと思います。

  • 結局伝わらない
  • なんで察してくれないんだと相手を責めてしまう
  • 察してもらうそぶりをするのに、たくさんの負のエネルギーを使う
  • 負のエネルギーが自分の心を暗くしてしまい、悪循環に陥る
  • 察してもらえないイライラと辛さと察してのそぶりが、相手に悪影響を与える

自分の実家でも、今の自分の家庭でも、察してほしいは結局悪い結果を生むだけでした。

また私が妊娠しているときに、職場で困ったことがあっても人に頼むのを遠慮していたら、上司から「きちんと頼んでくれないとわからないから言ってね」と言ってもらえたことがありました。

良い職場環境だったこともあると思いますが、この時「きちんと言葉にして頼む」ということが周りの人にとっても良い状態を作っていくんだと実感しました。

手順2.共同の課題として引き受けてもらえるかどうか相談する

共同の課題にしてもらえるよう頼んでも、共同の課題になるとは限りません。

頼まれた側が

いいよー。協力するよ。

承認しないと、共同の課題になりません。

気を付けてもらいたいのが、すべての課題は、本来は個人の課題であることです。

すなわち、自分一人で解決しなければならないものである、というスタンスを忘れないでください。

なので、頼んだ時に相手から断られる可能性があるということは承知しておいてくださいね!

手順3.どの部分を共同の課題にするか相談する

共同の課題として協力してもらうことになっても、どこを共同で解決するかどうか話し合う必要があります

話し合うと、ある部分は共同で解決し、ある部分は個人で解決することになるかもしれません。

手順4.共同の課題になった部分だけを協力する

課題のどの部分を共同の課題にするか、話し合いで決められたら、その部分については共同の責任となります。

協力して課題解決にあたってください。

体験!課題解決の手順

4つの手順を解説しましたが、例をあげて考えると、きっとイメージがわくと思います。

自分の課題の手伝いをお願いするパターン、相手から課題の手伝いをお願いされたパターンの2つのパターンを体験してみましょう!

自分の課題解決の手伝いを相手にお願いするとき

あなたの家では、洗濯はあなたの仕事です。

つまりあなたの課題です。

今日はあなたは大変疲れていて、どうしても洗濯に手を付けられません。

しかし、今日洗濯をしないと困ることになってしまいます。

そこで、子どもに洗濯の手伝いをお願いしてみることにしました。

あなた
あなた
お願いがあるんだけど、聞いてくれるかな?
子ども
子ども
うん、どうしたの?
あなた
あなた
お母さん、今日どうしても疲れちゃって、洗濯をするのがとても辛いの。でも今日洗濯しないと、後でみんなが困ってしまうからやらないといけないの。手伝ってもらえないかな?
子ども
子ども
うん!いいよ
あなた
あなた
ありがとう助かるよ。じゃあ、洗濯機を回して干すのをお願いできるかな?取り込んでたたむのはお母さんがやるわ
子ども
子ども
洗剤、何をどれくらい入れるのかわからないよ
あなた
あなた
じゃあ、洗濯機はお母さんが回すから、あなたは干すのと取り込むのをやってもらえない?
子ども
子ども
わかった!いいよ

イメージはわきましたか?

  1. はっきりと言葉で頼み、
  2. 共同の課題として引き受けてもらえるか確認し、
  3. どの部分を共同の課題するか相談できましたね

相手から課題解決の手伝いをお願いされたとき

子どもが宿題をしています。

宿題は子どもの課題です。

ところが、分からないところがあって困ってしまいました。

子ども
子ども
お父さん、宿題わからないから教えてくれない?
あなた
あなた
いいよ。どこがわからないの?
子ども
子ども
あのね、ここがわからないの
あなた
あなた
ここがわからなくて困ってるんだね。他には助けてほしいところあるかな?
子ども
子ども
あとは大丈夫だよ

どうでしたか?ここでも

  1. はっきりと言葉で頼まれたら、
  2. 共同の課題として引き受けるかどうか返事をし、
  3. どの部分を共同の課題にするか相談できましたね。

特に大人と子どもで相談する場合は、大人が会話を補助しながら相談したほうが、必要なことをしっかり確認しあえるかもしれませんね。

また、親が子どもの課題を手伝う時は、「子どもに頼まれてから」手伝うようにしてください。

親は良かれと思って手伝っているつもりでも、子どもからしたら余計なお世話かもしれません。そして、時に子どもの成長のチャンスを奪いかねません。

詳しくは過去記事を読んでみてください。

困っている子どもが助けを求めてこないときは?

時に子どもは困っていても助けを求められないことがあります。

そんな時は、大人から子どもに注文をとってみてください。

「何かお手伝いできることはある?」と尋ねます。

例でみてみましょう。

子どもたちが兄弟げんかをしました。仲直りがなかなかできません。

兄弟げんかは〈子どもの課題〉です。

なので、子どもに任せて、親は手伝わなくていいのです。

しかし、子どもたちは困っている様子ですし、親はなにかお手伝いができそうです。

お母さん
お母さん
あなたたち、困っているように見えるんだけど、何かお母さんにお手伝いできることあるかな?
子ども
子ども
別にないよ

断られてしまいました!しかしそんな時には、いくつかメニューを示して選んでもらうこともできます。

お母さん
お母さん
例えば、あなたたちのお話を聞くとか、アドバイスがほしいとか
子ども
子ども
じゃあ、話を聞いてくれる?

子どもが「話を聞いてほしい」と頼んでくれました。

これは共同の課題にできます。

またさらにメニューを示すこともできます。

お母さん
お母さん
勇気が出なければ、あなたたちが「ごめん」を言うときに、お母さんも一緒に言う?
子ども
子ども
自分で言うからいい

「ごめん」を一緒に言う、は共同の課題になりませんでした。

このように少しずつ、子どもが何に協力を求めていて、何に協力を求めていないか明らかにしていきます。

そして、話し合っていき、子どもと協力を合意したことだけ、つまり共同の課題にたことだけ、一緒に解決します。

まとめ

今回は、一人で解決できない課題を人に手伝ってもらう時に絶対必要な4つの手順について解説しました。

まとめ

一人で解決できない課題を人に手伝ってもらう時に絶対必要な4つの手順

  1. はっきり言葉で頼む
  2. 共同の課題として引き受けてもらえるかどうか相談する
  3. どの部分を共同の課題にするか相談する
  4. 共同の課題になった部分だけ協力する
  • 困っている子どもが助けを求めてこないときは、「注文をとる」こともできる

参考文献

  • 『Passage』,野田俊作,有限会社アドラーギルド(2005)
  • 『3歳からのアドラー式子育て術「パセージ」』,清野雅子・岡山恵実,小学館(2018)